株式会社ミナト精工(仮)
代表取締役 佐藤 健二 様(仮)
大阪府東大阪市。金属部品の切削加工を主力とし、従業員30名。創業47年、佐藤さんは3代目。2025年に業務効率化の支援を受け、受注入力の二重作業を解消。
期間: 3か月(現場ヒアリング2週間 → 改善案 → 実装・定着)
内容: 業務棚卸し、受注フォームの導入、基幹システムへの取り込み手順整備
結果: 入力工数 月40時間 → 8時間、入力ミスによる出荷遅れゼロ
Q. ご相談いただいた当時、いちばん困っていたことは何でしたか。
残業です。事務の2人が毎日1〜2時間残っていて、月に40時間くらい。私は「仕事が増えたから仕方ない」と思っていました。でも売上はそこまで伸びていない。おかしいな、とは感じていました。
Q. 最初に田中さんから言われたことを覚えていますか。
「1週間、数えてください」と(笑)。改善案が出てくると思っていたので、正直がっかりしました。でも言われた通りにやってみたら、FAXで来た注文を、まずExcelの受注表に打って、その後に基幹システムにも同じ内容を打っている。この二重入力だけで週10時間。これが数字になった瞬間に、社内の空気が変わりました。
Q. 具体的にはどう変えたのですか。
大きなシステムは入れていません。FAX受注の入力を、スマホやPCから使える簡単な受注フォームに変えて、そこから基幹システムに取り込める形にしてもらいました。事務の2人には、最初の2週間だけ田中さんが横に座って、つまずくところを一緒に直してくれました。
Q. 現場の反応はどうでしたか。
最初は「また新しいことか」という顔でしたね。ただ、自分たちで数えた数字がもとになっているので、反対はしにくかったと思います。3週目くらいに、事務の一人が「もう前のやり方に戻れない」と言ったのを聞いて、いけると思いました。
Q. 結果として、どんな変化がありましたか。
入力の時間は月40時間から8時間くらいに減りました。それより大きいのは、入力ミスによる出荷遅れがなくなったこと。以前は月に1〜2件、お客さまにお詫びの電話をしていたのが、今はゼロです。事務の2人は残業がほぼなくなって、余った時間で見積の回答を早くしてくれるようになりました。
Q. 診断士に頼むことに、迷いはありましたか。
ありました。「コンサル」と聞くと、立派な資料を置いて帰る人、という印象があったので。田中さんは資料も作りますが、それより先に現場に立って、うちの事務の隣で一緒にFAXを見ていた。それで信用しました。
Q. これから相談を考えている経営者に、ひとことお願いします。
うちのような30人の会社でも、ちゃんと数えれば直せるところはあります。お金をかける前に、まず「どこに時間を使っているか」を見る。その最初の一歩を一緒にやってくれる人がいるのは、ありがたいことだと思います。
※ 本インタビューはサンプルです。社名・人物・数値はすべて架空です。